OUTBACKER


購入経緯

こちらのアパートでも20数mもあるG5RVを7階の窓から斜めに張って、20mなどであそんでみたのですが、ワイヤーアンテナとはいえ、梯子フィーダやらもあり、結構、目立ってしまいます。禁止ではなかったのですが、もう少し、目立たないようにできないの?と大家さんに言われてしまったので、人間関係悪くするのもイヤですから、やむをえずおろしてしまいました。

その後は、モービルで6mを聞く程度。さすがに相手が少なく、たまにW南部まで聞こえてもなかなかピックアップしてもらえません。せっかくのFT−920もモービルかつ6mオンリーじゃかわいそうなので(自分がうずうずして仕方ないだけという話も・・・)、HF〜2mまで、WARCバンドも1本でカバーしてくれるオーストラリア産のモービル・ホイップを購入してみました。


アンテナの専用基台について

基台1 基台2 本来、このOutbackerというアンテナは、モービルホイップなのですが、こちらでは、屋外運用用の基台が売られているのです。運用も大抵は、アパートの屋外駐車場や裏庭ですから、この専用基台を購入してみました。


左の写真がその基台です。これは、閉じた状態ですが、ぱっと広げるだけで即完成(右側の写真)。アンテナを取り付けられる状態になるまで、わずか10数秒といったところでしょうか。結構便利な品物です。


動作は、この基台がラジアルがわりなのか、GPのように動作させるみたいです。一番あたらしい製品との組み合わせだと21と28は、5/8ラムダのGPと同様に動作するとかなんとか・・・(真偽のほどは知りませんが)






基台3 基台4 で、この基台の面白いのは、右上の写真のように全開にもできるのですが、足の部分がいろいろな方向に自由に動くのです。ですから、狭いスペースならば、足の向きを変えてしまって、左の写真のようにすることも可能なのです。


わかりにくいかもしれませんが、右の写真が足のつなぎの部分の写真です。つなぎのナット類は、全部蝶ねじですので、一切工具いらずですし、適当に締めてあげれば、傾斜地でも設営可能です。











アンテナ取り付け部分
基台5 基台6
左右の写真がアンテナ取り付け部分&給電部の写真です。もともとがモービル・ホイップですから、くるくると回して取り付ければおしまい。下からMコネのついた同軸をつけてアンテナ設営完成です。









基台7 左の写真が、件のアンテナを基台に取り付けた写真です。夕方に撮影したのでフラッシュが光ってしまってますが、ごつごつとした形状のアンテナです。アンテナのまわりにケーブルがみえると思いますが、この先にプラグがついていまして、バンドを変更するときは、そのプラグを希望のバンドに差し替えるだけでOKです。ダミーロードかと勘違いするくらい広帯域です。(注:JJ1LGO局が、モービル使用での帯域特性をグラフにされてますのでご参考まで。OB8と書かれているのが、私の購入したものの姉妹品です。同じように広帯域です。)

調整もすごく簡単です。エレメントをちょっきんとしなくてよいのも助かります。工場出荷時に大体の目安のラインが入っているのですが、そこにあわせてアンテナを組み立てて、7.250あたり(おっと、JAじゃまずいですね)でSWRが1.5〜2の間なら、そのままバンドを変更してもバンド中ほとんどSWR1.5でおさまってしまいます。バンドエッジのCWでの運用が多い私は、多少長さを調整しますが、ATUも不要かもしれません。(本当にダミーロードなのか?)




基台8 もう暗い時間に撮影し、ソフトで明るさだけ調整したので見にくい写真ですが、これが完成した全景です。組立開始から運用まで3分くらいでしょうか。氷点下10数度の屋外で設営するには、我慢の限度内。

飛びのほどは、所詮モービル・ホイップですから期待しちゃいけませんけれど、数時間の運用で、V31VPやLU1ZCなどのパイルも100Wですぐにコールバックがありました。使った時間が10時間にみたないので、評価しにくいですが、AS以外は、1日でQSOできました。どなたかJAのビッグガンの方、このしょぼい電波を拾って下さい!


撮影現場:アパートの裏庭です。写真でご覧のとおり、300m×300mくらいの敷地が余ってます。タワーを数本建てたくなる衝動にかられます(笑)。